住んで3年目が分かれ道!住宅トラブルを防ぐ点検ポイント
家づくりは「住んでから」が本当のスタート
注文住宅は完成した瞬間がゴールのように感じますが、実はそこがスタート地点です。 住み始めてからのメンテナンス次第で、家の寿命や快適さは大きく変わります。
特に重要なのが「住んで3年目」。 このタイミングで適切な点検を行うかどうかが、将来の住宅トラブルを防げるかどうかの分かれ道になります。
なぜ「3年目」が重要なのか?
新築住宅は、住み始めてから木材の乾燥や地盤の影響により、少しずつ変化していきます。
- 木材の収縮によるクロスの割れ
- 建具やドアのズレ
- 配管まわりのわずかな不具合
これらは初期不良ではなく「住んでみて初めて分かる変化」です。 3年目の点検で早めに気づけば、小さな補修で済むケースがほとんどです。
必ず確認したい点検ポイント
外回りのチェック
- 外壁にひび割れや剥がれがないか
- コーキング(目地)の劣化や隙間
- 基礎部分にクラックが入っていないか
外回りは雨風の影響を受けやすく、劣化が進みやすい部分です。 小さなひびでも放置すると、雨水侵入の原因になります。
室内のチェック
- クロスの浮き・割れ・剥がれ
- 床のきしみや沈み
- ドアや引き戸の開閉のしづらさ
「住めているから問題ない」と思いがちですが、違和感は早めに伝えることが大切です。
設備・配管まわり
- 水漏れや異音がないか
- 給湯器・換気設備の動作確認
- 排水の流れが悪くなっていないか
設備トラブルは生活への影響が大きいため、定期的な確認が安心につながります。
点検は「我慢」せずに相談することが大切
「これくらいなら言わなくてもいいかな」と我慢してしまう方も多いですが、 小さな不具合ほど早めの相談が結果的に負担を減らします。
地元密着の工務店であれば、住んだ後の状況も把握しやすく、 暮らしに寄り添った対応ができるのも大きなメリットです。
まとめ|3年目点検が家を長持ちさせる
住んで3年目は、家の状態を見直す絶好のタイミングです。
- 小さな不具合を見逃さない
- 定期点検で安心を積み重ねる
- 信頼できる相談先を持つ
家は手をかけるほど、長く快適に暮らせます。 「建てた後」までしっかり考えることが、後悔しない家づくりにつながります。


