住んでからが本番!長く快適に暮らすためのメンテナンスガイド【季節チェックリスト付】
まずはここから:年1回の「全体点検」
- 外回り:屋根・外壁・雨樋・コーキングのひび/剥離、基礎クラックの有無。
- 室内:窓・網戸・建具の建付け、床鳴り、クロスの浮き、結露痕。
- 設備:換気フィルタ/レンジフード/エアコン/給湯器/分電盤の動作確認。
- 記録:気づきと写真を「住まい手帳」に残す(品番・交換日も)。
季節のメンテナンス・チェックリスト
- 春(花粉~黄砂):網戸洗浄、給気口フィルタ交換、ベランダ排水口の清掃。
- 夏(高温多湿):エアコン試運転&フィルタ掃除、浴室/脱衣室の24h換気設定確認、シーリングファンの回転方向確認。
- 秋(台風~長雨):雨樋の詰まり・外壁シール点検、バルコニー防水の水はけ確認、非常用品の見直し。
- 冬(乾燥~結露):サッシ枠とパッキン清掃、加湿時の換気併用、給湯器/水道凍結対策。
台風・豪雨への備え(三重の気候ポイント)
- 雨樋・集水枡・バルコニー排水口の落ち葉除去(詰まり=浸水の原因)。
- シャッター/面格子/窓の施錠、飛散物(鉢・物干し)を屋内へ。
- 停電対策:懐中電灯・モバイルバッテリー・飲料水を常備。
- ハザードマップと避難経路/避難所を家族で共有。
設備の寿命目安と交換サイクル
- 給湯器:10~15年(異音・点火不良は早めに点検)。
- レンジフード/換気扇:10年前後(風量低下はファン清掃 or 交換)。
- エアコン:10~13年(冷暖房効率低下は買替検討)。
- 水栓・トイレ部材:パッキン・弁は消耗品、漏水は即対応。
- バルコニー防水:トップコート5~7年、防水本体は環境次第で10~15年。
光熱費を抑える運用術
- 24h換気は停止しない:結露・カビ・シック対策の基本。フィルタ清掃で効率UP。
- 窓まわりの工夫:夏は外側の遮熱(すだれ/アウターシェード)、冬は内側の断熱(厚手カーテン・ハニカム)。
- 給湯省エネ:シャワーの温度は必要最低限、浴槽は断熱フタで保温。
- 冷暖房:サーキュレーター活用、設定温度は“体感で最小限”に。
DIYでOK?プロに任せる?判断基準
- DIY可:コーキング小補修、網戸張替え、フィルタ交換、金物の緩み締め。
- プロ推奨:屋根・高所作業、構造/防水に関わる工事、電気・ガス・給排水の配管。
よくある質問Q&A
- Q. どれくらいの頻度で点検が必要?
A. 年1回の総点検+季節ごとの簡易点検が目安。台風後や大雨後は臨時点検を。 - Q. 防蟻(シロアリ)対策は?
A. 新築時の処理は5年前後で再処理検討。床下点検口から年1回の目視を。 - Q. 外壁のコーキングが切れてきたら?
A. 雨水侵入のリスクがあるため早めに補修。足場が必要な場合は外壁塗装と同時期に。
まとめ:点検の“見える化”で住まいを長持ち
チェックリストと写真で履歴を残せば、劣化の早期発見とコスト最適化に役立ちます。迷ったらアフター窓口へご相談ください。三重の気候に合わせた最適なメンテ計画をご提案します。